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医療機器業界の成長性、将来性、医療機器メーカーランキング

医療機器とは?

医療機器「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(薬機法)では、医療機器は次のように定義されています。「人若しくは動物の疾病の診断、治療若しくは予防に使用されること、又は人若しくは動物の身体の構造若しくは機能に影響を及ぼすことが目的とされている機械器具等(再生医療等製品を除く。)であって、政令で定めるものをいう。」具体的には、メスやピンセットのような小物類から、体内に植え込む治療用の心臓ペースメーカ、CTやレントゲン装置、放射線治療装置などの大型のものまで、数千種類の多種多様な製品があります。 

進む日本の高齢化と高まる医療機器の需要

高齢化と高まる医療機器の需要「内閣府 令和元年版高齢社会白書」によると、日本の65歳以上人口(高齢者人口)は3,558万人で総人口に占める割合(高齢化率)は28.1%でした。高齢化率は上昇を続け、2036年に33.3%、2065年には38.4%に達して、国民の約2.6人に1人が65歳以上となる社会が到来すると推計されています。いうまでもなく、高齢者の増加により、さらに医療機器の需要は高まっていくと思われます。

日本における医療機器市場とその将来性

医療機器市場とその将来性「経済産業省における医療機器産業政策について(令和元年 経済産業省)」によると、2017年、日本の医療機器市場の市場規模は約3兆円で過去最大を記録しました。そのうち、金額ベースでは治療機器(カテーテル、ペースメーカー等)が58%、 診断機器(内視鏡、CT、MRI等)が20%を占めます。治療機器は割合が高いですが、輸入比率すなわち外資系企業のシェアが相対的に高くなっています。日本人口の高齢化に伴い、医療機器市場も安定的に成長していくと思われます。ちなみにグローバルの医療機器市場も先進国の高齢化と新興国の需要増加により拡大傾向で、2016年に約37兆円となりました。日本は米国に次ぐ世界第2の市場となっています(我が国医療機器産業の現状 平成29年 経済産業省)

世界の医療機器メーカー 売上ランキング

先ほど述べたように日本は世界的にみて、米国に次ぐグローバルで2番目に大きな医療機器市場となっています。しかしながら世界の医療機器企業売上高ランキングでは、外資系企業が上位を独占し、例年20位前後に初めて日本企業が登場する状況です。日本市場においても、治療系機器を中心に多くの外資系企業が高いマーケットシェアを有しており、日本の医療機器分野は輸入超過となっています。

参考リンク:2022年 世界の医療機器メーカーランキング(別サイト)

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